松田宣浩選手が2021年一発目の「熱男」をPayPayドームで決めた。
「7番サード」でスタメン出場して迎えた三回の第1打席、ベイスターズの入江投手の147キロストレートを左中間スタンドに運ぶ大きなホームランを放った。「キャンプでの実戦、オープン戦を通して初のホームランだったので素直に嬉しい。2月1日からこういう打球をたくさん打ちたいと思って練習してきたから」と手応えを掴んだ様子。「神宮球場の試合の時にあまり感覚が良くなかったけど、翌日が中止になってその日に修正をすることができた。千葉での試合、そして昨日もいい感じで打席に入れていました」と開幕に向けて着実に状態を上げてきた。
そして、1対1の九回裏、上林誠知選手がこの日2本目となる安打を放ち、これがレフト方向へのサヨナラタイムリーとなった。「今日は1打席目からボールへの入り方も見え方も良かった」と納得顔。前日の試合後に平石洋介打撃コーチから悪癖を指摘されて、一緒に練習して修正した成果が出たと喜んでいた。
投手陣では武田翔太投手が6回1失点。制球に苦しみながらもしっかり試合を作った。また、髙橋純平投手と田浦文丸投手がオープン戦初登板でともに1回無失点と好投した。髙橋純投手は「すごく緊張した。せっかくのチャンスをなんとかつかみ取りたいと思って投げました」と振り返り、田浦投手も「ストレートは自分の感覚以上にスピードが出ていたし、納得のいくボールが多かったです。変化球に関しては、もっともっと精度を上げていかないといけないと感じました。明日以降もチャンスがあれば自分らしい投球が出来るように頑張ります」と話した。