2013/09/29 (日)
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「斉藤和巳投手 感謝のセレモニー」を渾身レポ!

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斉藤和巳感謝のセレモニー

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9月28日(土)、ヤフオクドームでのライオンズ戦の試合前後に、「斉藤和巳投手 感謝のセレモニー」を行いました。

試合開始前はセレモニアルピッチ。斉藤氏がホークスの「背番号66」のユニフォームに身を包んでマウンドに上がりました。「このような日が来るとは思っていなかったから」と、前夜に慌ててスパイクを取り出して磨いたそうです。「西戸崎で最後投げた時のままにしてあったんだけどね。スパイクを磨いたのも久しぶりだった」と照れ臭そうな笑顔を見せていました。

ボールを受けてくれたのは、かつて黄金バッテリーとして2003年に最優秀バッテリー賞にも輝いた城島健司氏。ホークスユニフォームの上着を着てグラウンドに現れると大きな拍手と声援が沸き起こりました。

セレモニアルピッチの第1球。力が入ったのかワンバウンド投球となってしまい、場内から「もう1球」の大合唱。その後も力んでしまいましたが、4球目がノーバウンドで城島氏のミットに収まるとヤフオクドームのスタンドからは万雷の拍手が降り注ぎました。

そして試合終了後のセレモニー。斉藤氏が一塁側ベンチからスポットライトに照らされてマウンドへ向かうと、場内が再び大きな拍手に包まれました。その後、斉藤氏と親交の深いボーカルユニット「ビーグルクルー」が「トライアゲイン」を披露。斉藤氏の目には涙が浮かんでいました。花束贈呈では秋山幸二監督、本多雄一選手会長に続き、サプライズで小久保裕紀氏も駆けつけて労いの言葉とともに大きな花束が手渡されました。

その後、ファンの皆様へ挨拶。

「プロ野球人生18年間は怪我に始まり、怪我に苦しみ、怪我に終わった18年間でした。でも、僕は怪我をしたことで大事な先輩と出会い、いろいろなことに気付かされたし、気づくことが出来ました。今は、正直、怪我をしてよかったと素直に思っています」

「よき先輩、後輩。九州、福岡の皆さん。ホークスの皆さん。今まで出会ってきた皆さんに僕は成長させてもらいました。ありがとうと言いたいです」

「退団会見をして2カ月が経ちました。幸せなことに野球をやりたいという思いにはなりません。そこまでしてくれたホークス球団にも感謝します。そして、どんな時も熱い声援が力になりました。ファンの皆さんにもありがとうと言いたいです。本日をもって、斉藤和巳は新しいスタートを切りたいと思います。18年間、ありがとうございました」

挨拶のあとは場内を一周し、スタンドのファンの皆様のもとへ感謝の気持ちを伝えに行きました。そして、ホークスの後輩たちによって、胴上げをされて6度宙に舞いました。

2013年9月29日掲載
田尻 耕太郎(ホークスオフィシャルメディア)

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