2016/10/28 (金)
球団

立花コーチ、若田部コーチら4コーチが新任会見

選手画像

10月28日(金)、来シーズンより新たに就任する4コーチの記者会見がヤフオクドーム内のプレスカンファレンスルームにて行われました。

一軍打撃に立花義家コーチ(背番号83)。一軍作戦兼バッテリー補佐に森浩之コーチ(背番号86)。二軍投手に若田部健一コーチ(背番号72)。三軍内野守備走塁に笹川隆コーチ(背番号97)がそれぞれ着任します。

立花コーチは5年ぶりのホークス一軍打撃コーチ復帰となります。今季まではマリーンズの一軍打撃コーチを4シーズン務めていました。「知っている顔もまだ多い。私のスタイルをご存知の方もいらっしゃると思います」。熱血指導に定評があり、選手に情熱をもって接するスタイルはまだまだ健在です。「選手を盛り上げていきたいし、確率の高い野球を目指したい。とにかくやる以上は勝つこと。そのために1点でも多くとる攻撃をする。ホークスは改めて外から見て、本当にお手本になる選手が多かった。今の主軸たちは若い頃から知っているし、若い選手たちがレギュラー格を脅かすような存在になっていければ。とにかく、やるからには勝つ。監督を胴上げする。それが最大の目標です」と熱く意気込みを語りました。

森コーチは今季までブルペンコーチ、二軍コーチ補佐、スコアラーを歴任してきました。今季はスコアラーとしてベンチでは工藤公康監督の隣に座り、作戦面などのサポートを行っていました。「やることは今年までと大きく変わりません。ただ、今後は他のコーチや選手とのコミュニケーションをしっかりとって意見交換をしながらやっていければ。ホークスには素晴らしいスコアラーがいます。そのデータを活用し、今年の悔しさを晴らしたい。また、清水(将海一軍バッテリー)コーチをサポートしたい」と話しました。

若田部コーチは現役時代に平和台時代からホークスの主戦投手として活躍し、99年の福岡移転後初優勝時も先発の柱としてチームを支えていた右腕でした。現役引退後、解説者を務めながら2015年に侍ジャパンの投手コーチに着任したことはありますが、プロ球団でコーチに就任したのは初めてです。「いつか指導者として球界に戻りたいと考えていました。そしてホークスに恩返しをできればと考えていたので、お話を頂いたときは嬉しかったです。ホークスはドラフトで高校生投手を多く指名し、将来性の高い投手がファームにもたくさんいます。気を引き締めて取り組みたいです。周りから見ればコーチ経験のないことを心配されるかもしれませんが、私自身は11年間外から野球を見たことで12球団全部を見渡すことができたり、世界の野球も勉強したりすることができました。なので、不安はありません」と抱負を述べました。ホークスでエースとして活躍した経験も生かし、「技術をもってしても越えられない壁もある。メンタル面も大事。そういったこともアドバイスできれば」とも話していました。

笹川コーチは2013年シーズンに三軍内野守備走塁コーチを務めており、4年ぶりの同職復帰となります。今季は筑後若鷹寮の寮長を務めていました。「1年間、筑後で毎日若い選手の練習を見ていました。コーチの打診は素直に嬉しく思いますし、気が引き締まります」と引き締まった表情で話し、「若い選手たちが多い。技術もそうだが、人間力も鍛えていきたい。野球人として、そしてプロ意識も高めていくようなことも教えていければ」と意欲を示していました。

4コーチとも宮崎秋季キャンプからチームに合流する予定です。

2016年10月28日掲載
田尻 耕太郎(スポーツライター)

球団一覧へ戻る
  1. トップ
  2. ニュース一覧
  3. 立花コーチ、若田部コーチら4コーチが新任会見