「NPBジュニアトーナメント2023 KONAMI CUP」の大会2日目に臨んだホークスジュニアは12月27日、横浜スタジアムで広島東洋カープジュニアと対戦。初戦に敗れ、準決勝に進むためには大量得点での勝利が求められる試合で、打線が爆発し、狙い通りの大勝を飾った。その結果、予選トーナメントの全試合が終了し、TQB方式によりワイルドカードでの決勝トーナメント進出が決まり、翌28日の準決勝に駒を進めた。
序盤からホークスジュニアの打線が火を噴いた。初回2死から東亮佑選手が右前安打で出塁すると、服部斗葵愛選手が適時二塁打、上村優真選手が適時三塁打、金城彦輝選手が適時打を放って怒涛の4連打。いきなり3点を先制した。
3回には1死二、三塁で金城選手が2点適時打を放って2点を追加。さらには川内隼介選手が左翼フェンスを超える2ランを放つなど、この回一挙に5得点。大量リードを奪って、試合を優位に進めた。
先発した森耀平選手は120キロ前後の力強い真っ直ぐを武器にカープジュニア打線をねじ伏せた。初回こそ四球と内野安打などで1死二、三塁とされたが、これを無失点で切り抜けると、4回途中まで無失点投球。2番手の深見太一選手も打者1人を封じた。
5回にも足を絡めてチャンスを作ると進林龍弥選手の犠飛、東選手の適時二塁打で2点を追加。その裏、3番手の山城響選手が1点を返されたものの、大量リードを守ってコールド勝ちを決めた。
前日の東北楽天ゴールデンイーグルスジュニアとの一戦に惜敗していたホークスジュニア。TQB(得失点差率)によるワイルドカードでの準決勝進出のためには大量点での勝利が必須だった。帆足監督が選手にかけた「10点取ろう」のゲキに応える有言実行の猛攻で、準決勝進出を掴んだ。
「昨日負けてしまったので、今日は最初からみんなで最低でも10点を取りにいこうと話をして、しっかりそれを実行してくれました。」
「本当にそうですね。アンダースローだったので、バッターボックスの前にしっかりくっついて、逆方向を狙うバッティングを初回から選手たちがしてくれたので、勢いに乗れたかなというのはありますね。」
「さすが、うちのクリーンアップ。しっかり火をつけてくれました。」
「いつもはもう少しコントロールがいいんですけど、今日は多分そんなに良くなかったと思う中でも、悪いなりにしっかり試合を作ってくれたので、こういう展開にできたと思います。」
「あとはもう、天に任せて、神様に任せます。」
「本当にピッチャーの代わりっぱな、初球をしっかり振ってくれたんで、やっぱりそういうところ、1球目からしっかり振れるところは強みじゃないかなと思います。」
「肘を怪我していてずっと練習も外れていたのですが、ずっと練習も頑張っていましたし、マウンドに立たせてあげたいなっていう気持ちがありました。打順が回ってきたので交代になりましたが、本当はもうちょっといきたかったですね。ただそれよりも、どうしても点数が欲しかったので。準決勝、決勝またチャンスがあればということで代えました。」
「ありがとうございます。」
「初回の立ち上がりが良くなかったのですが、よく踏ん張れたと思います。ボール自体はあまり良くはなかったです。」
「もう絶対に10点以上取って、自分は絶対に0点に抑えるという気持ちで投げました。」
「感情を表に出さなかったことです。感情を出してしまうと、自分がフワってなるので。冷静に投げることができました。」
「楽に投げられました。」
「今日は今日、明日は明日で切り替えて、明日の試合に臨みたいと思います。」
「だいたいコースに来たら打とうと思っていました。インローだったと思います。」
「いつもの自分の思い切ったスイング、フルスイングをしようと思っていました。良かったです。」
「そうです。」
「はい、完璧でした。」
「昨日は負けてしまいましたが、そこはしっかり切り替えて、ワイルドカードを取るために今日は絶対に大量点を取ろうと思っていました。」
「いえ、ジュニアに入ってから覚醒しました。気づきました。」
「絶対にいけます。これだけ点を取ったので、今日でかなり自信になりましたし、流れもいいので絶対に勝てると思います。」
「はい、打てて良かったです」
「気合を入れていこうってみんなで話していました。」
「ワイルドカードを絶対に取ろうなって、みんなで話していました。」
「昨日のことは切り替えて、絶対勝とうって思っていました。」
「チャンスでランナーをちゃんと返すことができましたし、チームの雰囲気はとても良かったです。」
「この勢いのまま、いきたいと思います。」