2009/04/11 (土)

和田投手、今季初黒星

6回表無死、金子誠に勝ち越しの中越えソロ本塁打を打たれた和田投手
6回表無死、金子誠に勝ち越しの中越えソロ本塁打を打たれた和田投手

和田毅投手が、日本ハム・ダルビッシュ投手との投げ合いとなった一戦で6回6安打4失点KOされた。4回2死まで相手打線を完全に封じ込めたが、2発のソロ本塁打でリズムを崩し今季初黒星。3日の開幕戦で3安打14奪三振で見事な完封劇を演じた左腕をたてながら、チームは今季初の連敗。対ダルビッシュ投手には3年越しの7連敗となる黒星で、秋山ホークス初となる借金を背負うことになった。

和田投手の緊張の糸がぷっつり切れた瞬間だった。同点の6回表。日本ハム9番金子選手に投じた2球目。低めの直球がバックスクリーンに吸い込まれた。信じられないという表情の和田投手。5回まで被安打2。同じく1安打のダルビッシュ投手と息詰まる投手戦を演じていたのがウソのように、そこから四球と連打で3失点。「先制してもらいながら、要所で粘れませんでした。情けないです」。左腕は、うなだれるように6回でマウンドを降りた。
3日の開幕戦ではオリックス打線を3安打14奪三振、球団56年ぶりとなる開幕完封勝利。WBC(ワールドベースボールクラシック)最終メンバー落選の悔しさを、誰もケチをつけられない快投で晴らした。しかし、もう一つやらなければならないことがあった。この日の相手先発はWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の最後を締めたダルビッシュ投手。どうしても投げ勝ちたかった。しかし思わぬ伏兵の一発で、完全にリズムを崩した。高山投手コーチも「(和田は)相当気を張ってダルビッシュを意識していたみたい。相手がダルビッシュだけに(金子の)勝ち越し弾はショックだったんでしょう」と気づかった。
チームは昨季ダルビッシュ投手に5戦5敗。07年から2年越しの6連敗中だった。最後に天敵に黒星をつけたのは07年5月10日(札幌ドーム)。マウンドにいたのは和田投手だった。完投で勝利を収めたそれ以来の対決。その和田投手でも連敗止めることができず、対ダルビッシュ投手に3年越しの7連敗となってしまった。
エースのKO劇に、あとを受けた中継ぎ陣も崩壊し今季最大9失点の大敗。秋山監督も「(和田は)立ち上がりは良かったけどな」と悔しがるしかなかった。今季7戦目で秋山ホークス初となる連敗、初めての借金まで背負うことになってしまった。昨季最下位からの逆襲へ、勢いをつける開幕戦完封劇で「大きな1勝」をもたらした左腕が「大きな1敗」を喫してしまった。

 

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(提供:西部日刊スポーツ新聞社

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