2009/04/13 (月)

秋山ホークス、「積極打法」で連敗脱出

4回裏2死二塁、左中間適時打を放った本多選手は自ら手をたたきながら二塁へ
4回裏2死二塁、左中間適時打を放った本多選手は自ら手をたたきながら二塁へ

秋山ホークスが「積極打法」で連敗脱出だ。日本ハムの1発攻勢に負けず、低迷していた打線が今季最多の12安打でつながり、連敗を3で止めた。5本のタイムリーは、すべて2ストライクに追い込まれる前に打ったもの。先発杉内俊哉投手に今季初勝利をプレゼントした積極策で、ホークスが浮上のきっかけをつかんだ。
コツコツと重ねた12本のヒットが、秋山ホークスに大きな白星をもたらした。日本ハムに2本のアーチで主導権を2度奪われた。それでも、打線が今季最多安打で逆転勝ち。前夜(11日)まで3戦連続タイムリーなしと不振を極めた打線が、束になって連敗を「3」で止めた。秋山監督も思わず本音がこぼれた。「連敗は早いとこ止まってよかったね。打線がつながったよ」。 秋山監督が目指す「しぶとく1点を奪い、粘り強く1点を守る」野球も開幕9戦目でようやく開花した。1点リードの6回裏無死二塁。打席には2安打の本多雄一選手を迎えたが、サインは送りバント。本多選手の犠打に応えるように2番川崎宗則選手が貴重な追加点を左前安打でたたき出した。この日3度の送りバントはすべて得点につながった。結果的に、1点にこだわるスタイルが、1点差の勝利を呼び込んだ。
新たに3番打者にC.アギーラ選手を組み込んだ打線での白星と光明も見えてきた。明日14日は秋山監督の故郷熊本で、昨季覇者の西武を迎える。連敗脱出の次は、秋山ホークスが「凱旋勝利」で借金完済を狙う。

 

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(提供:西部日刊スポーツ新聞社

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