 | | 4失策にベンチで渋い表情を見せる秋山監督(左から2人目) | 秋山幸二監督は視線を落とし、ため息に包まれた故郷の球場をあとにした。「ミスが多すぎるよね」。守備で4失策、攻撃でも2度のバントミスと2併殺打を犯し、凱旋(がいせん)試合を白星で飾れなかった。 痛恨は5回表だ。先頭ボカチカ選手の飛球を高谷裕亮選手が落球すると、K.ロー投手のけん制悪送球で走者は三塁へ。さらに1死一、三塁となった場面で、一塁走者栗山選手の盗塁に対して再び高谷選手が悪送球。3個の失策が重なり、無安打で2点を献上した。 8回にも小久保裕紀選手の失策で出した走者に生還を許し、4失策すべてが失点に絡んだ。4失策以上は06年5月6日西武戦(5失策)以来3年ぶり。今季ここまで9戦でわずか3失策だった。指揮官も「お互いに(ミスが)あったけど、ウチは点に結びついた。ミスが多い方が負ける」と悔やんだ。 今季初の連勝はならず借金は2までふくらんだが、下を向いてばかりもいられない。高谷選手は2失策した直後の5回裏に2点適時打を放ち「何とかしたいという気持ちだった」。主将の小久保選手も「ミスで負けたのがこの時期で良かったと思うしかない。これを教訓にしないと」と視線を上げた。「また明日だよ」。秋山監督は最後のひと言で気持ちを切り替え、帰りのバスに乗り込んだ。 |