2009/04/26 (日)

田上選手、執念の同点三塁打

8回裏2死満塁、同点の右越え3点適時三塁打を放つ田上選手
8回裏2死満塁、同点の右越え3点適時三塁打を放つ田上選手

田上秀則選手が執念の同点三塁打でチームを救った。4点差で迎えた8回。1点を返してなおも2死満塁、フルカウントだった。「何とか球に食らいついて、当てていこうと思った」。こぶし1つ分、短く握ったバットを振り切り、楽天・グウィン投手の直球をはじき返した。3万人の大歓声を乗せた打球は、右翼フェンス上部を直撃。走者一掃の同点三塁打。塁上で息を弾ませ、会心のガッツポーズをつくった。
研ぎ澄まされた心と体が実を結んだ。古傷の両ひざへの負担を減らすため、今年に入って減量を敢行。酒席以外ではアルコールを断ち、毎晩の楽しみだった缶ビールは自宅の冷蔵庫から姿を消した。「家で飲まなくなったらすぐやせた」。体重は86キロから78キロへ。もう太らない。誓いを込め、ユニホームのベルトをぎりぎりの長さまで切った。
守りでも1人2役で貢献した。左ひざを痛めている小久保裕紀選手がDHとなり、田上選手が一塁手として先発。9回以降はマスクをかぶり、神内-摂津-馬原の“必勝リレー”をリードした。「(序盤の不調で)弱気になった時もあったけど、スタメンで使ってくれた監督に感謝したい」。攻守にわたる活躍で、秋山幸二監督に白星をプレゼント。シャープになった顔いっぱいに、笑みが広がった。

 

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(提供:西部日刊スポーツ新聞社

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