4回を投げ終えた杉内投手は1000投球回数を達成し、花束を受け取る

杉内俊哉投手が「魔の2回」にやられた。2回1死から楽天中村選手に安打を許すと、続く山崎選手に高めに浮いたチェンジアップをバックスクリーン左へ運ばれた。「変に配球を考えすぎた。あの2点は防げた」。結局7回4失点で今季初黒星。前回登板の19日ロッテ戦でも2回に3連打などで2点を失った。12日の日本ハム戦も1失点しておりこれで3戦連続。秋山幸二監督も「立ち上がり3点か。痛かったね」と振り返った。
高山郁夫コーチは「WBC（ワールド・ベースボール・クラシック）ではリリーフでつくってきた。どうしても早く仕上げないといけないから上体で投げてしまう」と立ち上がりの悪さがWBC（ワールド・ベースボール・クラシック）の影響であると指摘。それでも「後半は足を使う投球ができていた」と続けた。杉内投手も「最後の3イニングは、自分のリズムで投げられた」と4回以降8奪三振の投球には納得の表情だった。
▼通算1000投球回=杉内投手26日の楽天6回戦（ヤフードーム）の4回、渡辺選手を遊ゴロに打ち取って達成。プロ野球318人目。初投球回は2002年4月1日のロッテ1回戦（ヤフードーム）。

（提供：西部日刊スポーツ新聞社）