2009/08/27 (木)

明石選手、プロ初本塁打で一矢報いる

6回表無死、明石選手は右中間越えにソロ本塁打を放つ
6回表無死、明石選手は右中間越えにソロ本塁打を放つ
ホークスの6年目、明石健志選手がプロ初本塁打で一矢を報いた。0-2とリードされた6回先頭の打席。ここまで1安打無失点のロッテ小林宏投手に対し、何とか攻略したいという一心だった。初球はセーフティーバントの構えを見せたが、チェンジアップを見逃してストライク。「これ以上カウントを悪くするのはもったいないと思って、真っすぐ1本に絞った」。頭を切り換え狙い球を待った。

歓喜が訪れたのは2球目だ。内角低めの直球をすくい上げるように振り抜いた。両手に十分すぎる感触を残し、打球は右翼席へ一直線。全身を未体験の快感がつらぬいた。「本塁打を打った時の心境は想像もつかなかったけど、思ったより気持ちよかった」。ダイヤモンドを1周して、ベンチで手荒い祝福を受けた。

あこがれの人の期待に応えた。2003年11月にドラフト4巡目で指名され「秋山さんのような、どれを取っても一流と言われる選手になりたい」と誓った。翌2004年に高卒新人野手としては95年城島選手以来の1軍デビュー出場を果たして将来を嘱望されたが、以後は度重なる故障に泣いた。昨年8月にも死球で右手の人差し指と中指を骨折。今季は右肩痛で出遅れたが、秋山幸二監督に抜てきされて7月30日に1軍へ昇格した。

「この1本の快感で自分の打撃を忘れないようにしたい」。興奮を抑え、自分に言い聞かせた。後味の悪い敗戦の中で、背番号36の輝きがひとすじの光明となった。
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(提供:西部日刊スポーツ新聞社

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