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室内で汗を流した長谷川選手はバットを手に引き揚げる |
長谷川勇也選手が秋季キャンプの「振り込み王」になる。22日、クライマックスシリーズ敗退後初めてヤフードームを訪れ、ウエート室にこもった。「CSをテレビで見ていて野球をやりたくなった。朝、起きて走りたいなと思った。体を立ち上げるのに時間がかかることが分かった」。17日の楽天戦から4日間、心身を休めた。終戦の痛みが少し和らぐと、野球人としての本能が体を突き動かした。
2時間の自主トレを終えると11月3日から始まる秋季キャンプについて「バットを振り込みたい。今年はゲームの中で感じたことをやって、たまたま結果が出ただけ」とリーグ4位、チーム首位の打率3割1分2厘の成績に甘んじない、どん欲な姿勢をみせた。「秋キャンプや自主トレで自分がどういうところを目指すか考えていきたい」。高みを目指して長谷川選手が再スタートを切った。