多村仁志選手が取得していたフリーエージェント(FA)権を行使せず来季もチームに残留することが26日、決定した。この日都内で球団側と交渉を行い、互いの意思を確認。「監督を胴上げしたい。このままじゃ何のためにホークスに来たのか分からない」と来季のV貢献を誓った。角田球団代表も「いい選手なので、何とか来季も頑張ってもらいたい」と期待を寄せた。具体的な契約内容については今後の交渉で詰めていくことになる。
06年オフに横浜から移籍した多村選手は、昨オフに国内FA権を取得しており、今月11日には海外球団とも自由に交渉できる権利を得た。今季は右肩痛で出遅れ、93試合の出場で打率2割8分2厘、17本塁打、57打点の数字を残したが、クライマックスシリーズ(CS)では直前に腰を痛めて欠場。不本意な形でシーズンを終えた。「やっぱり優勝したいと思った」。現在は腰痛の治療に専念しており、ホークス4年目の来季で完全復活を目指す。
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(提供:西部日刊スポーツ新聞社)
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