2009/10/29 (木)

ホークス、ドラフト会議に向けて方向性を固める

ドラフト会議のため空路上京する秋山監督
ドラフト会議のため空路上京する秋山監督
ホークスが29日のドラフト会議で花巻東(岩手)の最速155km/h左腕、菊池雄星投手を競合覚悟で1位指名する可能性が高まった。28日、都内のホテルで編成会議を開き、方向性を固めた。最終決定はドラフト当日朝で、秋山幸二監督は王貞治会長の「黄金の右手」にならい、利き腕と逆の左手で抽選に臨む。菊池回避の場合は候補は、明豊(大分)の今宮健太内野手に絞り込んだ。
小川スカウト部長が「20年スカウトをやった中でナンバーワンの左投手」と評価する菊池投手強行指名ならば、競合は8球団前後。抽選確率は低いが、引き当てた場合は数字では計ることのできない力がチームに加わる。
ホークスは昨年も競合覚悟で東海大相模・大田選手(現巨人)を1位指名し、巨人との一騎打ち抽選で敗退した。それを踏まえ、秋山監督は2度目のドラフトに験担ぎで挑む。「大抽選になるのか、小抽選になるのか。昨年は右だったから、今年は左手かな」。ダイエー時代の王監督(現会長)が繰り出した「黄金の右手」にならった、利き腕と反対でのくじ引きだ。01年ドラフトで王監督は通算4度目の抽選にして初めて右腕を使い、4球団競合した寺原投手(現横浜)の交渉権を引き当てた。秋山監督も左手を“解禁”して菊池を引き寄せるつもりだ。
会議に続いてホテルの中華料理店で開かれた食事会後、秋山監督は「ピッチャーが必要。毎年だけどね」と言い残して、ホテルの自室に戻った。注目の最終決断は29日朝に下される。
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(提供:西部日刊スポーツ新聞社

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