2009/10/31 (土)

ドラフト1位指名・今宮選手、「川崎超え」を誓う

ドラフト1位指名、明豊・今宮健太選手(3年)が「川崎超え」を誓った。30日、同校に小川スカウト部長らが指名あいさつ。「体は小さいですけど身体能力が高い。パンチ力もある」と同部長は1位指名の理由を説明。続けて「川崎と競ってほしい。川崎を追い越すことを期待している」と18歳にゲキを飛ばした。

今宮選手も望むところだ。秋山幸二監督は指名直後に「松井稼頭央(アストロズ)のようになってくれたら」と話したが、まずは目の前にいる先輩超えがノルマ。「(川崎には)話しとかいろいろ聞いてみたいこともあるけど、同じ道に入るからにはライバル」と、遊撃のポジションを奪う意気込みを見せた。

あこがれの球団からの1位指名の喜びに浸る時間は少なかった。前夜は100件近い祝福の電話やメールが届いた。それでも指名から一夜明け、今宮選手は「昨日は昨日で喜んで。もう1日でも後れを取らないように、今は野球のことで頭がいっぱいです。今日も(中間)試験が終わった後に練習しました」と、早くもプロの自覚を口にした。

この日の指名あいさつ前には、グラウンド近くの約300段の階段を10往復した。さらに5kmのランニング。「下半身からしっかり、体をつくろうと思って」と171cm、70kgの小さな体でプロの世界を生き抜くための準備を始めた。

「キャンプでは間近で(川崎の)プレーを見て学びたい」と、春季キャンプでの1軍スタートを目指す。そのためには無休トレを続ける。「正月とかで集まりとかあっても、その前に必ず走ったりしたい」。小さな巨人が、大きな1歩を踏み出した。
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(提供:西部日刊スポーツ新聞社

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