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練習終了後、頭をさっぱりさせた大隣投手は、笑みを浮かべ引き揚げる |
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丸刈り前の大隣投手 |
大隣憲司投手がケジメの丸刈りだ。今季8勝10敗に終わった左腕が、練習を挟んで、がらりとイメチェン?した。長い髪のまま球場入りしたが、練習後には頭髪を6mmにカットして現れた。「ケジメをつけて新たな気持ちでキャンプに臨みます」。さっぱりとした表情で“決断”の理由を口にした。今季2位争いの佳境にあった10月4日の日本ハム戦で3回2/3 4失点と打ち込まれるなど、ふがいない自分からの脱皮のきっかけとしたい考えだった。
高山郁夫投手コーチからは秋季キャンプの強化指定選手の1人に挙げられた。「キャンプでは何か自分でテーマを見つけ、自分で練習に取り組んでもらう」と、同コーチからトレーニングの独自レシピづくりを命じられた。「言われたことだけをみんなでやるのは野球部、仲良しクラブ」と「脱・野球部」指令も出た。走者を出しては1発を浴びる場面が多く、精神的な甘さを指摘されてきた。7年ぶりの丸刈りで来季にかける思いをさっそく体現した。