2009/11/02 (月)

小久保選手、4日の日本シリーズ第4戦で「解説デビュー」

主将、小久保裕紀選手が日本プロ野球最高峰の舞台を目に焼き付け、来季へのスタートを切る。4日の日本シリーズ第4戦(東京ドーム)で、小久保選手が「解説デビュー」することが1日、分かった。日本テレビの中継にプロ16年目で初めて出演することが決定。今年の日本一を決める大勝負を自らの糧とし、主将続投が決まっている来季、チームを優勝に導くつもりだ。

来季への出発点として、最高の舞台が小久保選手に用意された。日本ハムと巨人が激突している日本シリーズの第4戦(4日)だ。同試合を放送するのは日本テレビ。プレーヤーズゲストとして招かれ、「解説デビュー」を果たすことが分かった。

小久保選手にしてみれば、今年の日本一チームを決める一戦の生観戦となれば、何よりの刺激になるに違いない。プロ16年間で、解説は初体験だけに「初めてのことだしどうなるか分からない」と初々しさをのぞかせながらも、「プラスになると思う」と目を輝かせた。日本シリーズが開幕した10月31日の時点でも「今日からじっくり日本シリーズを見るよ」と話していた。予習?にも、ぬかりない。

起用した日テレのスポーツ担当者は「パ・リーグで長く戦い、よく知っている選手。クライマックスシリーズや日本シリーズと短期決戦を何度も経験されている。巨人にも在籍していましたので」と説明。小久保選手の“引き出し”の多さに注目しているようだ。

10年シーズンへの1歩となる。3日からの宮崎秋季キャンプには参加しない。だが、10月下旬から、体調を整えるために体を動かし始めている。本格的なトレーニングの再開は11月中旬。その前に今年の戦いを振り返るには、日本シリーズは最適と言える。10月17日、楽天とのプレーオフ第1ステージ。今季最終戦となった試合後、小久保選手は人目をはばからず号泣した。今季に懸ける思いの強さを見せたシーンだったが、日本シリーズを境に来季への戦闘モードに早くも突入するのだ。

もともと、吸収力が小久保選手の特長でもある。読書もこよなく愛し、自らのステップアップに役立てるほど。来季は主将続投が決定済み。契約最終年でもある。節目のシーズンでの美酒へ、小久保選手が日本最高の戦いを脳裏に刻み込む。
関連リンク >
関連リンク > 個人成績(投手成績/打撃成績
関連リンク > メディア出演情報

(提供:西部日刊スポーツ新聞社

一覧へ戻る
  1. トップ
  2. ニュース一覧
  3. 小久保選手、4日の日本シリーズ第4戦で「解説デビュー」