帽子を被り、マスコットを抱いて心は早くもホークス選手の下沖投手

ホークスから3位指名された光星学院の下沖勇樹投手（18）が4日、青森県八戸市内の同校で小川一夫スカウト部長らの指名あいさつを受けた。下沖投手は「ドラフトから日数が過ぎ、少し不安だったが、今日会ってプロに行けるんだと実感した」と、ほっとした表情も見せた。

期待の右腕は「和田さん、杉内さん、新垣さんなど好投手がいっぱい。いろいろ教わりたい。早く福岡に行きたい」。生まれ育った岩手で、中学時代からのライバルで花巻東・菊池投手（西武1位指名）には「同じパ・リーグで、ぜひ投げ合いたい」と闘志をむき出しにした。

小川スカウト部長は、球団の帽子をかぶった姿を見て「うちの秋山監督に顔が似ている。これも何かの縁」と場を和ませ「球速は140km/h台中盤だったが、数字や見た目以上に球に強さがある。野球選手としての身体能力が高く、将来性は十分」と評価した。