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王会長が見守るなかロングティーを行う城所選手は、笑みを浮かべる |
秋山幸二監督が6日、来季はシーズン中も王貞治会長とのタッグで悲願の優勝をつかみ取る決意をみせた。この日で王会長のキャンプ視察が終わったが「やっぱりグラウンドにいると(王会長も)生き生きしているよ。空気もいいし、体も自然に動く。キャンプだけと言わずに、シーズン中もやってくれたらいいんだよ」。今回は2軍指導に専念した王会長の視察を来春キャンプだけにとどまらず、シーズン中にも継続要請する考えだ。
既に王会長も来春キャンプは1軍に顔を出す決意をみせている。この日も帰り際に「われわれの世界は毎年同じことの繰り返し。少しでも刺激になってくれれば」と話すなど、秋山体制支援に全力を尽くす方針をみせた。秋山監督が「若い選手を育てないと(来年の)優勝はないからね」と言えば、王会長も「来年こそはいい年にしたい。(秋山ホークスには)日本ハムと巨人のような緊張感のある中で試合をやってもらいたいから」ときっぱり。揺るぎないAOタッグが、ホークス初Vへの道しるべとなる。