巽真悟投手が12日、「杉内式チェンジアップ」で奪三振王を目指すことを明かした。「杉内さんのようなチェンジアップが理想です」。08年のドラフト1位右腕は現在、今季パ・リーグ奪三振王(204)に輝いたエース左腕の決め球を習得中。これまでもチェンジアップは投じていたが、中指と人さし指で挟むフォークに近い握りだった。課題は「直球と同じように腕を振る」こと。そこで中指だけを浮かせて4本の指で握り、鋭い腕の振りで打者のタイミングを外す杉内投法のマスターに取り組んでいる。
今季はウエスタン・リーグで20試合に登板し、奪三振王(80)に輝いた。しかし、今季唯一の1軍登板となったロッテ戦(8月6日)では、1イニングながら30球を投げてしまった。「空振りが取れる球が必要」。1軍相手では追い込んでからの決め球に苦しんだことが、今回の習得につながった。
前日11日は「腕の振り」をつかむため、直球のみでプロ入り最多となる227球のブルペン投球を行った。休日だったこの日はバッテリー会ゴルフコンペに参加。前日の疲れもあって? スコアは140と散々だったが、来季のマウンドでは成長した姿を見せるはずだ。
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(提供:西部日刊スポーツ新聞社)
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