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チームの練習に目をやる杉内投手と馬原投手 |
ホークスの守護神・馬原孝浩投手が、直球勝負にこだわって完全復活を狙う。WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)祝勝会などに参加するため15日、宮崎秋季キャンプを打ち上げた。来季に向けて「新球を覚えることはない。自分の球を投げられるかどうかが大事。直球でファウルにさせるか空振りを取る。そういう投球がシーズン最後の方にできていた」。持ち味の直球を磨くことで復活を目指す考えを明確にした。
今季は直球がシュート回転するなど、シーズン序盤から不安定な投球が続いた。それでも、巧みな投球術とマウンド度胸で53試合に登板、4勝3敗29セーブ(防御率2.16)をマーク。フォーク、スライダー以外に変化球を増やす選択もあるが「かわす投球はきつくなる」と真っすぐの精度を上げることに専念する。
キャンプは打ち上げたが、今後も福岡で筋力トレーニングやインナーマッスルを鍛えるメニューを続けていく。今季を振り返り「シーズン終盤に筋トレができなかった」反省もある。