2009/11/17 (火)

和田投手、オフ返上で「2次キャンプ」を敢行

秋季キャンプで黙々とランニングする和田投手、福岡に戻ってもミニキャンプを敢行する意気込みをみせた
秋季キャンプで黙々とランニングする和田投手、福岡に戻ってもミニキャンプを敢行する意気込みをみせた
来季完全復活へ、和田毅投手が12月に「2次キャンプ」を行う。11月21日に宮崎秋季キャンプを打ち上げるが、和田投手はキャンプ終了後も福岡県内でハードメニューを続行する決意を明かした。練習に専念するためオフの取材なども極力スケジュールから外しており、例年1月の自主トレ並みの練習量をキープする予定。今季4勝に終わった左腕が、悔しさを糧にオフ返上だ。

昨年は12月に2泊3日の「山道100km走」を成し遂げた和田投手が、さらなるハードメニューを検討中だ。

和田投手「今年は12月もほとんど休まずにトレーニングを続けるつもりです。申し訳ないですが、そのために(取材やイベント参加など)スケジュールをいれないようにしている。毎年1月に自主トレを行っているくらいの練習を12月にやろうと思っています。」

主力選手は秋季キャンプ終了後、12月をリフレッシュ期間に充て、練習量を1度落とすのが通例。だが、今季4勝とシーズン自己ワーストの成績に終わったサウスポーは走り続ける。

和田投手「走って、走って、走ってです。走らないと結果を残せませんから。」

現在はインターバル走で200mダッシュを繰り返すほか、2時間近くのランニングを行っている。心肺機能を高めることを重視してのものだが、12月からは専属の土橋トレーナーと協議した結果、疲労しにくい体をつくるため耐乳酸性を高めるメニューに移行する模様。ミドル走と呼ばれる200~400mのインターバル走などに重点を置くという。今キャンプはプロ7年目で初めて秋にブルペン入り。その向上心はオフを迎えても決してとどまることを知らず、まさに「2次キャンプ」だ。

和田投手の練習はハードかつユニークで有名だ。今年1月は宮崎でカヌーに挑戦。5時間以上の練習メニューをこなした後、1時間半も水上で汗を流したほどだった。実際に今キャンプでもトップクラスのランニング量を誇り、秋山幸二監督も「よく走るなあ。ずっと走ってるよ」と舌を巻くほどだ。

また、12月に“足場”を固めることは、2週間近く今季よりも開幕が早い来年への万全の備えとなるはずだ。「12月にしっかりと体をつくるので、1月に追い込む必要もない。ボールを使った練習も入れていきますし」(和田投手)。体力強化を1ヶ月前倒しで年内に済ませることで、年明けから投げ込みの時期に充てることができる。完全復活へ。背番号21がオフを返上して一気に駆け抜ける。
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(提供:西部日刊スポーツ新聞社

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