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現状維持の推定1500万で契約更改を終えた大場投手は記者の取材を受ける |
大場翔太投手が5日、契約更改。
大場投手「(年俸は)あまり変わりない。増減なし?はい。ダウン査定を覚悟していた。査定はダウンだと代表からも厳しく言われたのですが、来年の期待料も込めて自己投資に使ってほしい、と言われました。」
中継ぎ登板を含め、今季22試合登板で1勝4敗(防御率4.26)。7月30日のオリックス戦では、わずか8球で危険球退場。8月中旬には試合前練習に遅刻する大失態も犯している。年俸ダウンでもサインする腹を決めていた本人にしてみれば、驚きの球団提示だった。
交渉後、大場投手は来季目標を「シーズン終わるまで(先発)ローテで投げ続ける」と宣言した。そのための秘策も、実は決行中だ。ソフトバンクを親会社に持つとあって、ナインにはiPhoneが配布され、データも随時更新されている。「誰というわけではなく、パ・リーグの投手を見ている。体の使い方とか、どういう球で抑えているかとか。右投手、全員です。まだ全部見られてないですが」。自らを含めるとパ・リーグ右投手は今季99選手が1軍登板。大場投手自身、試合中にさえ好不調の波があるのは投球フォームに一貫性がないと感じており、解決の糸口を探っているのだ。
「10勝以上したい」。サプライズ更改の1日を終えた大場投手が、来季は他球団を驚かせる成長を遂げる決意だ。