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契約更改を終えた村松選手は、会見の席で記者の質問に答える |
村松有人選手が40歳での現役続行をぶち上げた。15日、福岡市内の球団事務所で契約更改。プロ20年目の来季に向けて最大42歳でのプレーを視野に入れた。
村松選手「当然1日、1日が勝負と思う。ただ焦ると同じ繰り返しになるし、あくまで4、5年やるという気持ちでやらなければ、けがにつながる。」
ダイエーでレギュラーを獲得した95年以降、オリックス時代を通じて出番は最も少なかった。1月の自主トレ中に古傷の右太ももを痛め、3月と8月にも負傷離脱。「気持ちばかりが先走って、自分をコントロールできなかった。アドレナリンが出てしまった」と悔やんだ。ベテランは冷静さを失うほど古巣復帰元年に懸けていた。
近年はけがが続いたため「体に優しいトレーニングをしていた。1年を戦う上でバッテリーがない。貯蓄がない」と反省。秋季キャンプから肉体改造に挑戦している。トレーニング理論が近いと感じ、1月には小久保裕紀選手の米アリゾナ自主トレへ志願参加する。「来年は1軍のベンチに全試合いるのは当然」。悔しさが募った今季と完全決別し、来季リベンジする決意を契約書のサインに込めた。