2010/02/25 (木)

今宮選手、“プロ初安打”を放つ

新日石ENEOSとの練習試合で2回裏2死、左前打を放つ今宮選手
新日石ENEOSとの練習試合で2回裏2死、左前打を放つ今宮選手
ドラフト1位、今宮健太選手が24日、“プロ初安打”を放った。この日行われた新日石ENEOSとの2軍練習試合に8番遊撃で先発出場。第1打席で相手右腕の直球を左前へはじき返した。「(直前に)直球を空振りして、なめられたと思ったので直球をレフト前に打った」。記念すべき1本目は、持ち前の負けん気の強さで放った。

有言実行できる能力と物おじしない性格が、何よりのアピールポイントだ。初実戦となった前日23日のヤクルト戦では、途中出場で2打席2三振。この日の朝の声出しでは「昨日は2三振したので、今日は挽回(ばんかい)します」と誓っていた。一歩グラウンドに入れば先輩選手にも遠慮はしない。この試合では今宮選手を含め新人3人が安打したが、最も強烈だったのは今宮選手の当たり。自ら「(3人で)自分が一番いいヒットだった」と言ってのけた。

2回のヒット後にはカウント0-3から、五十嵐章人外野守備走塁コーチに「行っていいですか」と申し出て二塁へスタートを切った。結果は盗塁失敗に終わったが「アウトになってもどんどん攻めていく」。9回にも二盗を敢行。相手投手は一塁にけん制したが、抜群のスタートで二塁へ滑り込んだ。タイミング的にもセーフだったが、ボールは自らの肩に当たり転々。積極性が相手ミスも誘った。

遊撃の守備では、初回こそ失策したがその後は7度の守備機会でアウトを取った。甲子園で最速154km/hをマークした肩の強さを生かし、間一髪の併殺プレーを2度完成させた。「送球はよくない。自分にとってはすべてが課題。まずは2軍で活躍できるようにしないと」。強い向上心とともに、大きな一歩を踏み出した。
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(提供:西部日刊スポーツ新聞社

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