2017/07/13 (木)
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工藤監督が前半戦を振り返る「前半MVPは…」

オールスターまでの前半戦が7月12日(水)で終了しました。ホークスは83試合を戦って53勝30敗、勝率.639の戦績。パ・リーグではイーグルスに次ぐ2位で、ゲーム差は1.5です。後半戦での逆転優勝を目指していきます。

前半戦の総括を、工藤公康監督が行いました。

――2位での折り返しとなった
「順位が1位にこしたことはありませんが、みんなが頑張ってくれたおかげで23の貯金ができた。みんなの力が一つになったからここまで出来たと思います。自信を持っていい」

――貯金は目論見どおり?
「とは言えない。開幕3連勝しましたが、その後1勝2敗が3度続いて貯金を使い果たしました。苦しい戦いもありました。でも、3連戦を勝ち越すことを目標にやって、大きな連敗をすることがなかった。そこはホークスの強みです」

――故障者も多い中での戦いでした。
「でも、その中で野手では上林選手や甲斐選手が出てきた。失敗することもあったけど、自分たちのすべきことを一所懸命やってくれた。僕のイメージ以上の成績を残してくれました。投手も和田投手の離脱は痛かったけど、若い人にチャンスがあり、それをしっかりとモノにして先発ローテに入ってきた」

――前半戦のMVPは?
「誰かひとりは難しい。打者では最初から飛ばしてくれた内川キャプテン。そして交流戦で内川くんが故障してからは、柳田くんが先頭に立ってくれた。投手はとにかくリリーフ陣。6回までにリードしていればそのまま勝てた。1度失敗はありましたが、それまで40連勝。その存在が何より大きかった」

――印象に残る試合は?
「福田くんのサヨナラホームラン(6月25日、ライオンズ戦=ヤフオクドーム)。こんなこと言うと失礼だけど、ヒットでつなぐとか同点は考えていたけど、一気にサヨナラ勝ちは予想していませんでした。ただ、あの勝利は大きかった。あそこで1つ負けていれば、シーズンの流れが変わっていたと思います」

――イーグルスとデッドヒートが続きます。
「やはり普段よりも力が入ります。台頭な試合が多く、ファンに人たちには楽しんでいただけているのかなと思います。やっている方はしんどいですが、ファンに人たちに楽しんでいただけているのなら」

――後半戦、首位奪回へのポイントは?
「一番は先発陣が長いイニングを投げてくれること。でも、試合の状況などを考えると、どうしてもリリーフ陣に頼ってしまう。オールスター休みを利用して英気を養ってほしい。でも、頼り切るのではなく、打たれたくなくても打たれることはあるので、みんなでカバーしてやっていきたい。選手たちは常に一丸となって、全身全霊でぶつかっている。ファンの皆さんは熱い声援、そして1ダホー!の言葉を選手たちにかけてあげてほしいです」

2017年7月13日掲載
田尻 耕太郎(スポーツライター)

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