2018/02/13 (火)
選手

千賀投手は結果よりも内容。納得のシート打撃

2月13日(火)、宮崎春季キャンプは第3クールまでが終了しました。この日のA組ではキャンプ2度目のシート打撃が行われ、昨年「パ・リーグ勝率第1位」のタイトルを獲得した千賀滉大投手がマウンドに上がり、今年初めて打者と対峙しました。

1人目の本多雄一選手は三塁ゴロに抑えましたが、打者7人に対して計4安打1四球と結果だけを見れば不安。しかし、千賀投手はしっかりと前を向いていました。現在はきつめのトレーニングに重点的に取り組んでおり、体には疲れが残っている状態。また、前日にはその中で約100球のピッチングも行っていました。

「打者に投げられたしまずまずです。柳田さんは絶対に抑えてやろうと思っていました(笑)」

柳田選手に対してこの日最速の150キロをマーク。また、全投球の中でフォークボールは一度も投げませんでした。

「拓也(甲斐選手)に打たれたのは悔しい。まだまだです(苦笑)」。また、新しい軌道のスライダーも3球ほど試したようです。「打者が立って、そして体が疲れている中で力んだ状態で投げたことで課題も見えました。意図した球じゃなかったのもいくつかあった。でも、フォーム自体は良かったと思います」と次回以降を見据えていました。

そしてB組から昇格した投手も猛アピール。ベテランの寺原隼人投手は打者7人を無安打。中村晃選手から見逃し三振を奪ったシーンでは、三塁手の松田宣浩選手から「宮崎のドクターK!」と大きな声が飛び、スタンドも盛り上がっていました。

さらに育成枠ながらA組入りした長谷川宙輝投手は打者7人から2三振(1安打1四球)をマーク。最速は142キロと長谷川宙輝投手としてはやや物足りないで数字でしたが、球速以上に力のあるボールで打者を押し込んでいました。楽しみな19歳です。


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2018年2月13日掲載
田尻 耕太郎(スポーツライター)

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