2019/10/23 (水)
選手

【直前】日本一王手!工藤監督「変わらず全力」

10月23日(水) SMBC日本シリーズ2019 第4戦 東京ドーム

一気の3連勝を決めてホークスが日本一に王手をかけました。この勢いで、4勝0敗で日本シリーズを制すれば、球団としては1959年の南海時代以来じつに60年ぶりとなります。その時の対戦相手は奇しくもジャイアンツでした。

ジャイアンツに勝って日本一になるのもその時以来です。「60年ぶりのスイープ」「60年ぶりの打倒巨人」、そして球団初の3年連続日本一へあと1勝です。

しかし、工藤公康監督は「何が起きるか分からないのが日本シリーズ。1試合1試合を全力で戦うことに変わりはないです」と表情を引き締めたまま語りました。東京ドームにも観戦に訪れた王貞治会長も「あと1つというが、あと1勝が厄介。でも、ここまで来たんだから選手のみんなにはその気になってやってもらいたいね」とエールの言葉を口にしました。

今夜、工藤監督がいよいよ東京ドームで舞うのか。第4戦の先発は和田毅投手です。今年6月23日、交流戦だった東京ドームのジャイアンツ戦でも先発をしています。チームの交流戦優勝が懸かった大一番で5回1失点の上々の内容でリリーフにバトンを繋ぎ、チームの戴冠に貢献しました。この白星が和田投手にとって651日ぶりの復活勝利でした。同じマウンド、同じ相手、そして大事な試合の先発。チーム最年長の左腕は全ての思いを胸の中にしまって、力を振り絞って腕を振り抜きます。

打線はずっと好調をキープ。日本シリーズのここまで3戦で計19得点。毎試合6点以上をマークしています。第3戦では2試合無安打だったデスパイネ選手が「4番レフト」でスタメン出場して、一時勝ち越しや貴重な追加点となる2本のタイムリーを放つ3打点の活躍。「点を取られた後にすぐ取り返せたのが大きかった」と工藤監督。指名打者制のない中でしたが、攻撃的布陣を積極的に起用したのが的中しました。また第3戦では長谷川勇也選手を代打で送るタイミングも絶妙。監督のタクトも冴え渡っています。

どこからでも点の取れる、そして欲しいところで得点できる今のホークス打線。隙はどこにも見当たりません。

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