2015/05/09 (土)
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「8回の男」バリオス投手がリーグ新記録を樹立

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バリオス選手、松田選手
ヒーローインタビュー

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【5月8日(金) ホークス5-3イーグルス ヤフオクドーム】

<今日の熱男 バリオス投手=パ・リーグ新記録の13試合連続ホールド>

開幕から「8回の男」に君臨しているエディソン・バリオス投手が金字塔を打ち立てた。この試合でも2対1で迎えた8回表に登板すると、見逃し三振、二ゴロ、一ゴロと完ぺきな投球でリードを守りきって交代。ホールドを記録され、これで13試合連続のパ・リーグ新記録を樹立しました。バリオス投手はこれが今季13試合目で、開幕から登板したすべての試合でホールドを記録している快挙でもあります。

記録については「前回の登板で並んでいたことは知っていた。でも、意識することなく、チームに貢献することだけを考えてマウンドに上がっていました」とクールに話しましたが、新記録達成については「嬉しいです。家族や自分を支えてくれた方々へ感謝の気持ちでいっぱいです。ここまで紆余曲折ありましたから…」と笑顔を浮かべました。

確かに、波乱万丈の野球人生です。メジャーでの実績は全くなく母国のベネズエラ・リーグでプレーしていた右腕は2011年に来日。しかし、最初に入団したチームは独立リーグの神戸サンズ。厳しい環境の中でプレーし、そこでの実績が認められて同年7月にホークス入りを果たしました。

ホークスでは2013年8月に先発で1軍初勝利を挙げましたが、多くの時間を怪我との戦いに費やしました。2度の育成選手降格を味わいました。2012年には右肘の「トミー・ジョン手術」を行ったこともありました。

「手術は日本の病院で行ったし、家族も母国に置いたままだったのでつらい時期でした。スペイン語を話す機会もほとんどなかったし。でも、チームのトレーナーや仲間たちがいつも声を掛けてくれました。それが励みでした」

最初に育成選手だった頃は西戸崎寮で生活。通訳はなし。日本語を懸命に覚え、平仮名を読めるレベルにまで達しました。現在は家族を日本に呼び生活しています。「今日、息子が観に来れなかったんだ。それが残念だったね」。

ヤフオクドームでのお立ち台は初めて。「ありがとうございます」「皆様、応援よろしくお願いします」と流ちょうな日本語でメッセージを送った。「もっと喋れた? じゃあ次の機会があれば、通訳なしで(笑)」。これからの更なる活躍に期待して、日本語スピーチをぜひ聞いてみたい。

2015年5月9日掲載
田尻 耕太郎(ホークスオフィシャルメディア)

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