6月1日（日）ジャイアンツ戦、1点ビハインドの12回裏。絶体絶命。しかし、1死満塁の大チャンス。森本学選手は最高の場面で代打として打席に送られ、同点タイムリーヒットという最高の結果を残しました。 実は「二人三脚」でもたらされた一打でした。

出番に備えてミラールームで素振りをしていた森本選手はそれまでの相手投手の配球を見て「チェンジアップが多い」と感じていました。同じ部屋には的場直樹選手もいました。同級生で大の仲良しの2人は自称「MM砲」だ。森本選手は「キャッチャー目線で、どんな球が来ると思う？」と質問をしました。
「チェンジアップを放らせることはないと思う。ストレートかスライダー勝負やで」。 森本選手はその言葉を信じました。1，2球目はスライダー、3球目はストレートが外れてカウント0－3。気負って打ち急ぎたくなる場面でしたが、森本選手は落ち着いてボールを見送りました。
「狙い通りや」。
その後2球のストレートでカウント2－3。そして6球目、打ったのはスライダーでした。 「無我夢中でした。最高です」。

流れを引き寄せたホークスは川崎宗則選手のサヨナラ打で4連勝。6月になっても、やはり"ツキ"は変わっていませんでした。

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