


2月7日(火)、キャンプは第2クールが始まりました。
今クールではA組投手陣が続々と打撃投手を務めます。投手、野手ともに実戦勘をどんどん高めていきます。
この日は「ドラ1コンビ」の松本裕樹投手と高橋純平投手、さらに石川柊太投手と島袋洋奨投手の4名がマウンドに立ちました。特に目立っていたのが石川投手。変化球は投げずに直球のみでしたが、それでも球種が分かっていながら打者が押される場面が多々ありました。中村晃選手は低めのボールを見逃しましたが、ストライクコール。ボールが伸びている証拠です。
12分間で80球以上をどんどん投げ続けて「バテました」と苦笑いを浮かべましたが、「ここまでいい状態で来ています。毎年キャンプの頃は怪我があって満足な練習が出来ていなかった。今までで一番です」と汗を拭っていました。
高橋投手も直球に力強さを感じさせましたが、やや高めに浮くシーンが目立ちました。投球後は工藤公康監督からマンツーマン指導を受けて、下半身の使い方などを教わっていました。
また、この日のブルペンでは松坂大輔投手が239球の熱投。3日前に右手中指にマメを作ったと話していましたが、全く問題ない様子。さらにこれまではノーワインドアップ投法でしたが、この日は振りかぶって投げる昨年までの投げ方に戻していました。「完全にその形にするわけではないです」とのこと。今は型にはめることなく、いろいろなことを試しながら練習に取り組む時期です。
A組ブルペンでは千賀滉大投手が2日(木)以来の投球練習を行い、101球を投げ込みました。「今日はボールどうこうではなくフォーム重視。感触は良かったです」と納得顔でした。
2017年2月7日掲載
田尻 耕太郎(スポーツライター)
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