3月23日(木)ホークス5-1タイガース ヤフオクドーム



クリーンナップトリオの3連続タイムリーで一気に試合の流れをつかんだ。
両チーム無得点で迎えた4回だった。2番の今宮健太選手が二塁打でチャンスを作ると、まずは3番の中村晃選手がストレートを叩いて右中間を深々と破るタイムリー三塁打を放ち先制した。続く4番の柳田悠岐選手は初球攻撃で左翼線へ運びもう1点。柳田選手は二塁に到達する、またも長打だった。仕上げは5番・長谷川勇也選手のセンター前タイムリーだ。「久しぶりに自分の打撃ができました。追い込まれてからも、こういう打撃を続けていきたいです」と語る納得の一打だった。
今後はWBC出場組のチームに合流する。今シーズンのホークスのクリーンナップトリオの形は果たして。残り少なくなったオープン戦だが、見どころの一つだ。
先発の攝津正投手は持ち味の緩急を生かしたピッチングで6回2安打無失点。「前回に比べて、ストレートも変化球も良かったと思います。ただ、四球が多く(4つ)球数を投げすぎました。出来れば、もう1イニング投げたかったです」と反省の色を見せたが、工藤公康監督は「結果的にゼロで抑えたことはすごく評価できると思います。フォアボールはあったけど、要所ではいいボールが行っていた」と振り返った。
また、打線は8回に本多雄一選手のタイムリーなどでダメ押し点を挙げた。
2017年3月24日掲載
田尻 耕太郎(スポーツライター)
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