


首位固めから首位独走へ――。いよいよホークスの超加速が始まりました。
1週間前の8月14日(月)の試合終了時点では「マイナス1ゲーム差」の2位でした。しかし、翌15日にソフトバンク通算1000勝のメモリアル勝利によって1日で首位を奪い返すと、差がどんどん広がっていきました。決定打は先週末のイーグルスとの直接対決3連戦。ビジター、しかも雨が連日降る悪条件の中にもかかわらず鷹ナインが奮闘して3連勝を飾りました。
2位イーグルスにゲーム差6.5をつけての首位。そして、22日(火)からは「8ゲーム差」の3位ライオンズを本拠地ヤフオクドームに迎えての3連戦です。
今季の対戦成績は11勝7敗ですが、ホーム開催に限れば8勝1敗と勝率が跳ね上がります。今シーズンは3度も2桁得点での勝利があり、勢いに乗った今のホークスならば、再び打ち勝つ野球で白星を掴み取れる可能性が十分にあります。特に直近のこのカードで延長10回に勝ち越し決勝打を放った(8月5日)松田宣浩選手は打率.343、4本塁打、13打点と獅子退治の一番手になりそうです。
また、チーム内で本塁打王を競い合う柳田悠岐選手とデスパイネ選手はともに28本塁打を放っており、どちらが早く30発の大台に乗せるのか注目したいところです。
週末もヤフオクドームでマリーンズと3連戦です。今季は14勝4敗と大きく勝ち越しています。現在パ・リーグ最多勝レースのトップを13勝で走る東浜巨投手や11勝の千賀滉大投手に続いて、和田毅投手の先発登板の可能性がささやかれています。一軍復帰となれば4月以来です。今後の調整次第となりますが、タマスタ筑後でのウエスタン戦では2試合登板しており、予定の球数を問題なく投げることが出来ていました。Vロードをさらに明るく照らす頼もしいベテランがまもなく戦列に復帰しそうです。
そして、夏休み限定の「ホークスサマーガーデン」は残り1週間。また、27日(日)の試合後にはトークショー「ロッカールーム」も開催されます。ゲスト出演選手は今宮健太選手と甲斐拓也選手の予定です。
今週の試合予定
試合予定日 | 対戦カード | 開始時間 | 先発予想 |
8月22日(火) | ライオンズ(ヤフオクドーム) | 18:00 | バンデンハーク投手 |
8月23日(水) | ライオンズ(ヤフオクドーム) | 18:00 | 石川投手 |
8月24日(木) | ライオンズ(ヤフオクドーム) | 18:00 | 松本裕投手 |
8月25日(金) | マリーンズ(ヤフオクドーム) | 18:00 | 東浜投手 |
8月26日(土) | マリーンズ(ヤフオクドーム) | 18:00 | 千賀投手 |
8月27日(日) | マリーンズ(ヤフオクドーム) | 13:00 | 和田投手 |
2017年8月21日掲載
田尻 耕太郎(スポーツライター)
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