


【11月4日(土)日本シリーズ第6戦 ホークス×ベイスターズ ヤフオクドーム】
頂上決戦は第6戦にもつれ込み、舞台は再び福岡に!
ホークス、地元胴上げへ!――11月4日(土)、「SMBC日本シリーズ2017」第6戦はヤフオクドームに舞台を移して行われます。ここまで3勝2敗。日本一に王手をかけてからの連敗となりましたが、「うちが優位なのは変わらない」と工藤公康監督。チームは前日のうちに福岡に帰ってきて、一部選手がヤフオクドームで練習を行いました。
第5戦は悔しい逆転負けを喫しましたが、先制逃げ切りがホークスに勝ちパターンであることも変わりありません。ヤフオクドームで行われた第1、2戦はいずれも初回に先制しており、早い回から得点をして投手陣を援護したいところです。ここまでデスパイネ選手と内川聖一選手が2度ずつ先制打を放っています。やはり好機で回ってくるのが中軸打者。ポイントゲッターとなるのは間違いありません。また、第2戦で決勝打、第5戦では一時勝ち越しのシリーズ1号2ランを放った中村晃選手の勝負強さにも期待がかかります。
そのチャンスを演出する柳田悠岐選手は全5試合で安打を放っています。今宮健太選手は5犠打をマーク。また、第5戦では3安打の固め打ちと調子は上がっており、もちろんスーパープレー連発の守備で大きく貢献しています。
また、打線が左腕投手に苦しめられている感がありますが、じつはレギュラーシーズンでは数々のサウスポーを攻略してきました。
相手が左腕投手を先発させた試合の戦績は22勝6敗で、6月7日から9月6日にかけては16連勝をマークしました。左腕アレルギーなど、じつは全くないのです。自信を持って打席に入れば、おのずと好結果はついてくるでしょう。
そして、投手陣も先発が頑張り、ホークスの誇るブルペン陣へとしっかりバトンをつなげば勝機はグンと広がります。サファテ投手は今年3度目の胴上げ投手となるべく、日々集中してスタンバイをしています。本人いわく「ジャングリッシュ」で、日本語と英語を上手に使いながらチームのムードや士気も高めているようです。
チーム一丸、そしてファンと一体となって掴みに行く日本一。「1ダホー!」の魂、今ここに結束を!
2017年11月4日掲載
田尻 耕太郎(スポーツライター)
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