本多雄一選手がオープン戦で自身最多となる3号本塁打を放った。3回の第2打席、涌井投手の投球を右中間スタンドに運んだ。「打ったのはストレート。しっかり良いタイミングで強く振りぬけました。だけど自分でもびっくりです」とコメントした。オフのトレーニングで「プロに入って一番の筋肉量」と体を整えた成果が発揮されている。「良い感じで振れているので、次の打席からも強い良い打球を打っていきたいです」と話したとおり、その後の打席では2本のピッチャー返しの打球がいずれもセンター前に抜けた。3安打の活躍。加えて1犠打も決めて2番打者としての役割をまっとうした。
また、1点を追う8回にはデスパイネ選手が同点のタイムリーヒット。「打ったのはストレート。久しぶりに4打席立てたのはよかった。開幕までにもっとコンディションを上げていき、調整していきたいです」と明るい表情を浮かべていた。
先発の石川柊太投手は6回2失点。最後のイニングに失点して「詰めの甘さが出た」と反省したが、「今日はしっかり腕も振れてましたしボールにも力があった。先頭打者もしっかり抑えれましたしリズムも良かったと思います」と収穫も口にした。
試合は最終回に逆転サヨナラ負け。これで引き分けをはさみ7連敗となった。
2018年3月17日掲載
田尻 耕太郎(スポーツライター)