北九州での試合は残念ながら雨天中止となり、今カードのライオンズ戦はヤフオクドームで行われる2連戦となりました。
工藤公康監督は「前回(4月3日、4日のビジター)は2つやられているんで、今度はウチが2つとれるようにね」と前向きなコメント。昨年、ホーム開催のライオンズ戦は12勝1敗と圧倒的に勝ち越しました。「いいことだけど、去年は去年、今年は今年です。向こうも負けない気持ちで来るでしょうし、ウチも1つ1つを全力で戦うだけです」と気を引き締めていました。
前回のライオンズ戦では上林誠知選手が6打数3安打と活躍しました。上林選手は昨年のこのカードでも打率.291、5本塁打、21打点の大当たり。昨年5月にはライオンズ相手に2試合で3本塁打、10打点と怪物級の活躍を見せて、「モンスター」と呼ばれるきっかけを作りました。一時は3割後半あった打率も、現在は.274とやや下がってきました。得意の相手を打ち崩して、再び上昇気流に乗っていきたいところです。
また、前カードのファイターズ戦でプロ野球史上70度目のサイクル安打を記録するなど好調モードの柳田悠岐選手。ここまで4本塁打、16打点はチームトップ(デスパイネ選手も4本塁打)の成績です。得点圏打率では上林選手が.500、柳田選手が.350をマークしており、この両選手の前に走者をためたいところです。
そして、内川聖一選手の通算2000本安打がいよいよカウントダウン。残り10本となりました。この本拠地の声援を背に、どこまで数字を近づけていくのか目が離せません。
初戦の先発はバンデンハーク投手。今季ここまでは2勝1敗、防御率2.84の成績を残しています。唯一の黒星がライオンズ戦。6回4安打2失点の内容ながら、結果がついてきませんでした。そのリベンジのマウンドになります。
2018年4月25日掲載
田尻 耕太郎(スポーツライター)