着実に3カード連続勝ち越しを決めて、2位との差をまたジワリと広げ始めました。21日(水)からはヤフオクドームにバファローズを迎えての2連戦、そして週末は遠征してマリーンズと3連戦を行います。
早くも8月ラストとなるヤフオクドームでのカード。レフト側外野席後方に今シーズン新たに誕生した「LEFTOP SPACE」(レフトップスペース)のキッズアトラクションや小学生以下の来場者へのレプリカキャッププレゼントなどの夏休み限定のイベントもこの2試合まで。夏休み終盤の思い出作りを是非ヤフオクドームでの野球観戦、ホークスの応援で過ごしていただければと思います。
バファローズ戦は今季12勝5敗1分。相性抜群のカードですが、前回対戦で負け越しているだけに気を引き締め直して臨む戦いとなります。投手陣が対戦防御率2.52と好投をしているだけに、チャンスを確実にものにして1点でも積み重ねれば勝機は広がります。特に今のホークスはリリーフ陣が好調。甲斐野央投手、髙橋純平投手が18日のライオンズ戦(ヤフオクドーム)でともに1回3者連続奪三振と快投すれば、「刺激を受けた」と椎野新投手が19日の同戦(京セラドーム)で3回パーフェクトの投球で今季4勝目を挙げました。工藤公康監督も「互いに高め合うのはとてもいいこと」と目を細めます。そのブルペン陣を引っ張る森唯斗投手も守護神としてどっしりと君臨しています。勝利の方程式は強いホークスの屋台骨です。
週末はZOZOマリンスタジアムでのマリーンズ戦。対戦成績は6勝12敗。こちらは苦戦傾向ですが、下を向くホークスナインではありません。今のホークスはベテランと若手が融合して最高に明るく、楽しく、そして真剣に野球に向き合う雰囲気が出来上がっています。準備には整っているだけに、後は全力で向かって行くのみです。
2019年8月20日掲載
田尻 耕太郎(スポーツライター)