悔しすぎる5連敗で今週の戦いに臨むことになりました。4日(日)の試合は2対4の惜敗。チャンスを作る中で決定打を欠きましたが、工藤公康監督は「あと一本というけど、それが常に出れば苦労はしない。それよりも攻撃の形を作れるようになってきた。少しずつだけど前に進んでいるかなと思う」と話していました。
この試合では柳田悠岐選手が2試合連続の一発となる3号ホームランを放つなどマルチ安打をマーク。デスパイネ選手と栗原陵矢選手も2安打ずつを記録して、状態が上向きつつあります。
打線は一つのきっかけで流れががらりと変わります。この1週間は札幌、仙台と遠征が続きます。戦う舞台が変わることで、チームに変化が起こる可能性もあります。また、それを後押しするように千賀滉大投手とモイネロ投手が一軍に戻ってくる予定です。先発とリリーフの「大黒柱」の復帰は、チーム全体に確かな安定感をもたらします。工藤監督も「千賀投手はすでに一軍に合流しているけど、表情が明るい。調子がいいということ」と嬉しそうにしていました。
今週前半はファイターズと3連戦、週末はイーグルスとの3連戦に臨みます。
いずれも今季初対戦で、ファイターズとは昨季17勝6敗1分、イーグルスとは15勝9敗でした。
振り返れば、昨年の開幕9試合時点では3勝6敗でした。その開幕スタートでも最終的にはリーグ優勝。1つ1つの反省はもちろん忘れませんが、決して悲観することなくホークスは常に前を向いて戦っていきます。