2022/02/19 (土)
選手

又吉投手と牧原大選手、宮崎A組合流で“競争”白熱

【2月19日(土)キャンプ第5クール1日目】

宮崎市・生目の杜運動公園での「福岡ソフトバンクホークス 春季キャンプ2022 in 宮崎 Supported by スカパー!」はこの日から第5クールとなりました。

初日はせっかくの週末の土曜日でしたが、あいにくの雨模様。A組は「はんぴドーム」での練習となり、B組はひなたサンマリンスタジアム宮崎でジャイアンツと対戦予定でしたが、雨天のために中止になりました。

そんな中でも来場したファンの目を釘付けにしたのがブルペンです。この日、筑後C組から宮崎A組に合流した新戦力の又吉克樹投手が、さっそくブルペン入りしました。約60球のピッチングではストレートのほかに持ち球のカットボールやシュートなど多彩な変化球を披露しました。そのボールを捕ったのが甲斐拓也選手。投球練習後は身振り手振りを交えながら、多くのコミュニケーションをとっていました。

又吉投手は「初めての宮崎キャンプなので、ワクワクとドキドキした気持ちで今日は入りました。まだチームの皆さん全員に挨拶ができていなかったので、まず集合の際に挨拶ができて良かったです」と切り出し、「周りから沢山話しかけてもらってやりやすい環境だったし、甲斐がブルペンに来てくれたのでありがたかった」と話しました。

又吉投手がプロ入り前に独立リーグでプレーしていた時代に、当時の甲斐選手は三軍選手で、その頃から面識があったといいます。2017年秋には侍ジャパンでともにプレーしたことがあり、その際には又吉投手が「こんな俺たちが代表のユニフォームを着ているぞ」と語り合ったそうです。

投球練習とはいえ、バッテリーを組んだのはその侍ジャパンのブルペン以来でした。「僕の考えやスタイルなども伝えました。ただ、パ・リーグの野球や打者を知っているのはホークスの捕手なので、お互いが提示をする中でより良いものを作り出していければいい。僕の知らなかったことも引き出してくれると思うので、それも期待したいです」と話しました。

今後は「投げて体を作る人間なので」と、トレーニングでしっかり追い込んだ状況でのピッチングなどを経て実戦に入っていく見込みです。藤本博史監督は福岡に戻ってからのオープン戦での登板を示唆していました。

また、牧原大成選手も筑後C組から宮崎A組に合流しました。「雨は残念でしたが、その中でもしっかり体を動かしました」と自身の初日を振り返りました。内外野を守れる高い守備力に定評があり、今季もセカンドやセンターでレギュラー争いを繰り広げていきます。筑後では取材に応じて「藤本監督のレギュラー競争の中に名前が挙がらないのが悔しい」と発言。藤本監督もそれを見たようで、「乗り込んでくるって言ってたね。今日しっかり乗り込んできたね。今のところはセンターの方で考えています。また競争が激しくなりましたね」とチーム競争の白熱ぶりを歓迎していました。牧原大選手も「口にすることで、自分自身にプレッシャーになる。それもいいこと」と決意に胸熱くしていました。

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