1月5日(木)、2023年のホークス球団の仕事始めにあたり鏡開きが行われました。
王貞治会長兼特別チームアドバイザー、後藤芳光社長兼オーナー代行をはじめとした球団フロント陣の前に大きな酒樽が置かれると、3年ぶりとなるパ・リーグ優勝と日本一の奪回を祈願して、力強く白木のバットが木製の蓋へと振り下ろされました。
後藤社長は「みなさん、あけましておめでとうございます。2023年がスタートしました。今シーズンに向けて、ドラフトでは20名の新たな選手が入団しました。四軍制もスタートしますし、そしてオフには補強で素晴らしい選手にも来ていただきます。ここからの『10年の計』を考えて、今すべきことは何かを考え抜いた結果です。その1年目として、いい結果を残せるよう一丸となってやっていきましょう」と挨拶をして、乾杯の音頭としました。
王会長も「昨年は同じ勝率でゴールをしながら日本シリーズに出られなかったのは大変残念。やはり勝負の世界は常に課題を投げかけられ、それをクリアしていかないといけない。それを痛感した1年でした」とまずは昨年を振り返りつつも、視線はすでに今シーズンを向いています。「今年はそれを乗り越えて次のステップに行く。球団もしっかり戦力を補強していただきました。一戦必勝です。去年みたいな悔しい想いを二度としないという思いも持ち、10ゲームくらい引き離してゴールするんだという強い気持ちを持って戦いたい」と決意を言葉にしました。
後藤社長も改めて「ホークスは当初から10連覇するのを目標にしてきました。それを達成できるチームにしたいという観点から『10年の計』を考えています。今入ってきた選手たちは高卒ならば18歳。10年経って28歳です。その時に主力になっていてほしい。また、『準・主力』の選手たちは必死に努力しています。彼らは、今回の補強で入団した選手を見ながら、その上を行かないとレギュラーになれないと考えるはずです。厳しいチームだけど、それを乗り越えないと本当に力があるレギュラーになれない。つまり、補強こそが選手の育成であるというのが私達の信念。過去の歴史もそれを証明してくれていると思っております。今回の補強は改めて申し上げますが、育成のための補助でもあるということをぜひ申し上げたい」と語りました。そのうえで「チームも日本一。ビジネスも日本一。二つの日本一を勝ち取って、私達のホークスが福岡に対して大きな貢献をさせていただきたいと思っております。ぜひ今年も応援をよろしくお願い申し上げます」と高らかに今季の躍進を誓いました。