2013/09/06 (金)
球団

歴代ベストナイン「LEGEND HAWKS」の戦士たち。再会の舞台裏もこっそりレポ

かつての三冠王、40代の本塁打キング、5度の盗塁王、メジャーに最も近いと言われた選手――時空を超えて、ホークスの「伝説」がヤフオクドームに集結しました。

8月30日(金)、ホークス歴代ベストナイン「LEGEND HAWKS」が発表され、この日からのイーグルス3連戦(ヤフオクドーム)の試合前セレモニーにて、レジェンドプレーヤー計8名がヤフオクドームのグラウンドにてセレモニアルピッチを行いました。

「LEGEND HAKWS」のメンバーは以下の通り

投手

杉浦忠

ホークス史に残るサブマリン右腕。1959年にはシーズン38勝。日本シリーズでは巨人相手に4連投4連勝で日本一に大貢献

捕手

野村克也

通算657本塁打は歴代2位。1965年には三冠王に輝いた。頭脳野球をいち早く取り入れた名捕手で、ホークスでは選手兼任監督も務めた

一塁手

小久保裕紀

通算2000本安打&通算400本塁打を誇る鷹のキャプテン。昨年、惜しまれつつ現役を引退

二塁手

桜井輝秀

1970年代に活躍。ベストナイン1度、ダイヤモンドグラブ賞を2度獲得した

三塁手

藤原満

1番打者として人気を博し、オールスターに5度出場。1981年の第1戦でMVPに輝いた。現在は福岡で野球解説者を務める

遊撃手

浜名千広

鷹の元祖イケメン選手。ホークス福岡移転後初優勝となった1999年には選手会長を務めてチームを引っ張った

外野手

広瀬叔功

南海黄金期を支えた名選手。5度の盗塁王に輝き通算596のスチールを決めた。「僅差の場面でしか走らない」など強いポリシーがあった

秋山幸二

現ホークス一軍監督。1995年にライオンズから移籍すると、当時低迷していたチームは徐々に意識改革が進み常勝軍団となった。通算437本塁打、303盗塁

佐々木誠

現役当時は秋山選手と並び「メジャーに最も近い野手」と言われた。1992年に首位打者と盗塁王を同時獲得した

30日(金)には広瀬氏、藤原氏、桜井氏、小久保氏が登場。31日(土)は野村氏と門田氏、9月1日(日)は佐々木氏と浜名氏がグラウンドに立ちました。

それぞれ久しぶりの再会だったようで、控室では懐かしい昔話に花を咲かせました。広瀬氏は桜井氏に気付かず、思わず苦笑い。「お互い年を取ったな~」と言いながらも、セレモニアルピッチでは「広瀬さんが一番いい球を投げていましたよ」と桜井氏も思わず笑顔。また、野村氏と門田氏は「監督・選手」の間柄。野村氏が「こいつには苦労させられましたよ。でも、誰よりも努力家で頑張り屋だった」と称えると、ドームに来場前は恐縮していた門田氏も嬉しそうな様子。「こういう場を用意してくれて感謝していますし、会えて嬉しかったです」と目じりを下げて喜んでいました。

ホークス75年の歴史を、それぞれの時代で彩ったレジェンド戦士たち。その熱き魂は現役のホークスナインに受け継がれています。これからのホークス、そして未来の野球界へ、この道はずっと続いていくのです。

2013年9月6日掲載
田尻 耕太郎(ホークスオフィシャルメディア)

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