
ヒーローインタビュー

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【5月7日(水) ホークス5-3ファイターズ ヤフオクドーム】
ひと振りで試合を決めた。見事な逆転3ラン。ヒーローは細川亨選手でした。
4回裏、1点差に詰め寄りなおも2死一、三塁のチャンス。対するは左腕の吉川投手でした。「左投手のセオリーというか、最初は右方向を狙っていました」。しかし2球で追い込まれ、やや不利な状況に。「気持ち的に割り切って、配球を考えればインコースへのストレートかスライダーだったので。しっかり切り替えて臨みました」。来たのは甘いスライダー。完ぺきにとらえた打球は左中間スタンドに飛び込みました。
「思わずガッツポーズが出ちゃいました。でも、良くない。心に隙が生まれちゃう。次からは気をつけないと」
捕手らしい考え方。ホームランは今季2本目ですが、いずれも同級生の帆足和幸投手の先発試合です。「なんでだろ? たまたまですけどね。でも、帆足に勝ちがついてよかった」。立ち上がりに苦しんだ左腕を5回まで巧みにリードして2勝目を導きました。5人のそれぞれ個性あるリリーフ陣も好リード。無失点リレーの影の立役者です。
ところで、このホームランを打ったバットについて、お立ち台で「スタンリッジに選んでもらった」と話していました。どういうことでしょう?
「試合前にバットを2本持っていたら、そばにいたスタンリッジがニヤケ顔でこっちを見ていたので、『どっちが打てると思う?』って訊ねて選んでもらったんです。どっちも同じタイプのバットなんですけどね(笑)。以前はコーチに選んでもらったことはありましたが、今年は初めてですよ。ホントたまたまでした」
チーム内での思わぬ名アシストもあり、ホークスは4連勝! 9連戦を6勝3敗で戦い終えて、首位固めに入ってきました。
2014年5月8日掲載
田尻 耕太郎(ホークスオフィシャルメディア)
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