
ヒーローインタビュー

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【5月20日(火) ホークス6-3カープ ヤフオクドーム】
出口のないトンネルはない。ホークスに光が差し込みました。
分岐点は2回裏の攻撃でした。先頭の李大浩選手がヒットで出塁するも、続く長谷川勇也選手が痛恨のゲッツー。チャンスは潰えたかに思えましたが、松田宣浩選手がセンターフェンス直撃の三塁打を放ってチームを盛り上げます。しかし、それまでのホークス打線は不振のどん底でした。5月15日(木)、マリーンズ戦(QVCマリン)の1回表以来、チームとしてタイムリーヒットなしが続いていたのです。
2死三塁、打席は柳田悠岐選手。「前のカードのオリックスには3連敗して、確かにチームの雰囲気は良くなかったです。でも、今日の試合前のミーティングでは、今日から交流戦に入ることで切り替えられるんじゃないかという話も出ていました。終わったことは返ってこない。いい切り替えが出来て野球が出来たと思います」。ボールが見えたら打つという積極性を胸に、初球から力強いスイング。打球はレフト前へ落ちる、チーム40イニングぶりのタイムリーとなりました。
勢いに乗った柳田選手は4打数4安打の活躍。1試合4安打は2012年9月25日のバファローズ戦以来です。さらに1試合3盗塁をマーク。これは自身初めてでした。
そして、盗塁といえば、5回裏に本多雄一選手が二盗を決めて、プロ通算300盗塁を達成しました。この日が通算996試合目の出場。これはホークス球団史上最速での300盗塁到達となりました。
投げてはスタンリッジ投手が4回までカープ打線にヒットを許さない好投で、8回途中2失点の力投。今季4勝目をマークしました。さらに最後を無失点で締めたサファテ投手が12球団すべてを相手にセーブを挙げる記録も打ち立てました。
再び勢いを取り戻したホークス。交流戦連覇へ、好発進です。
また、5月20日は王貞治球団会長の誕生日でした。お立ち台では柳田悠岐選手が音頭を取る形で、スタンドと一体となって「ハッピーバースデー」の歌を歌って王会長を祝福しました。
2014年5月21日掲載
田尻 耕太郎(ホークスオフィシャルメディア)
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