
ヒーローインタビュー

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【7月23日(水) ホークス5-4マリーンズ ヤフオクドーム】
任された仕事はきっちりやり遂げる。リリーフ一本で生きてきたプロ野球人生。柳瀬明宏投手が6回からの2イニングを見事無失点に抑え、ホークスに勝利を呼び込みました。
ホークスは劣勢ムードでした。先制を許し5回表にも2点を失って0対4。それでも5回裏に中村晃選手のタイムリー、今宮健太選手のスクイズ、内川聖一選手のタイムリーで3対4。猛烈な追い上げムードの中、先発の帆足和幸投手からバトンを受けて、柳瀬投手はマウンドに上がりました。「何も考えずにいつも通り」。真っ赤に染まるスタンドがようやく熱くなってきたところで、先頭打者から立て続けに三振を奪う快調な滑り出し。「今の僕の立場はビハインドの展開でも登板がある。だからチームに流れを持ってきたかった」。
昨年は44試合に登板。防御率1.52は、40試合以上登板したパ・リーグの投手の中で最も良い数字でした。今季は「勝利の方程式」に限らない出番の中で、フル回転での奮投が続いています。「決して満足はしていません」と悔しさものぞかせます。
また、先日新垣渚投手がスワローズに移籍したため、ホークス生え抜きの投手としては柳瀬投手が最も長く在籍している投手となりました。
「それについて特に思うことはないです(笑)。でも、自分では長くプロでやっているという感覚はないですね。常にレベルアップしていかないといけない。後輩にも負けたくない。だから、先輩だけではなく後輩に話を聞きに行くこともあります。ブルペン陣はみんなそうやって切磋琢磨していますよ」
柳瀬投手の力投に応えるように打線が6回裏にも爆発。1死満塁と攻め立てると明石健志選手が投手のグラブをはじくセンター前ヒットを放ち2者が生還。見事逆転に成功しました。そのまま続投した柳瀬投手は7回表もゼロで抑えると、8回は五十嵐亮太投手、9回はサファテ投手が好投して逃げ切りに成功しました。柳瀬投手は今季初勝利。また、五十嵐投手はこれで31試合連続自責点なし。サファテ投手は23セーブ目をマークしました。
2014年7月24日掲載
田尻 耕太郎(ホークスオフィシャルメディア)
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