
ヒーローインタビュー

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【8月10日(日) ホークス6-4ファイターズ ヤフオクドーム】
こみ上げる熱い気持ちを抑えることは出来ませんでした。5回裏に勝ち越しタイムリー二塁打を放ってヒーローとなった松中信彦選手。お立ち台に上がると「(ここからの景色は)久しぶりなので、ちょっとヤバいですね(笑)」と話すと、その声に満員のスタンドが鋭く反応。打席に立つときのような、ヤフオクドームの屋根を突き破りそうなほどの大歓声が送られると、「ちょっとスミマセン」と言葉に詰まり、溢れる涙を手で拭いました。
「どんな時でもたくさんの声援をしていただけるファンの皆さんがいるので、とにかく何とかしよう、それだけでした」
打ったのはカーブ。3球目まですべて変化球攻めでした。「ストレートを一発で仕留めることが永遠のテーマ」と語る松中選手ですが、今は結果を最優先に「無心で」バットを振り抜きます。また、松中選手にはやはり特大のホームランも期待してしまいますが、それについて「今は難しい場面での打席も多い。まずはランナーを還すこと、フォアボールでもいいから塁に出ることを優先して考えています。もう少し打ち出して、ランナーのいない場面などがあれば、意識したいですね」と話しました。
お立ち台でも、ベンチ裏の囲み取材でも、何度も「感謝」という言葉を口にした松中選手。「これからも1打席1打席、応援してくれる皆さんに、全国のファンの皆さんにしっかり恩返しができるように頑張ります」と真っ赤な目で話しました。
そして、もう1人の投のヒーローが金無英投手です。5回表に同点に追いつかれた場面で登板。なおもピンチでしたがわずか1球でアウトを取る、その後の逆転劇を呼び込む好投を見せました。次の回も抑えきり1回3分の1を無失点で今季1勝目をマーク。2012年シーズン以来の嬉しい白星となりました。また、今季11試合の登板で防御率0.60と安定した投球を見せています。
ホークスは8連勝。貯金「26」、2位バファローズとのゲーム差は「4.5」。3年ぶりのリーグVへの視界は明るくなっていくばかりです。
2014年8月11日掲載
田尻 耕太郎(ホークスオフィシャルメディア)
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