
ヒーローインタビュー

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【4月2日(木) ホークス5×-4バファローズ ヤフオクドーム】
<今日の熱男 松田宣浩選手=延長10回サヨナラ本塁打!> 打った瞬間に確信した。雄叫びを上げてバットを放り投げ、右手を大きく突き上げました。
「何を打ったか、覚えていません。ただタイミングが合っていたので『行った!』と思いました」。試合を決めたのは松田宣浩選手のサヨナラ本塁打。延長10回、1死走者なし。「(対戦した馬原投手とは)昨日も対戦してストレートとカットボールが来たので、今日もその2つを待っていました。打ったのはスライダーですか? カットボール? とにかくうまく引っかかってくれました」。実際に打った球種はフォークボール。劇的なサヨナラの一発でしたが、ベース1周はあっという間。お立ち台でもとにかく早口で、最高潮の興奮度が伝わってきました。
そして、同じくらい大興奮したのが工藤公康監督です。「(サヨナラ勝ちは)初めてですからね。興奮しました」と真っ赤な顔。サヨナラ弾の瞬間には両手を大きく広げ、ホームベース付近で松田選手と抱き合うと、その後もう1度熱い抱擁で喜びを分かち合うなど体いっぱいに劇的勝利の喜びを表していました。
振り返れば、この日の試合は中盤に逆転を許す苦しい展開でした。しかし、7回、工藤監督の強気な采配がズバリ的中しました。8番・鶴岡慎也選手のところに代打・高田知季選手を起用。この日の試合前に拓也選手の出場選手登録を抹消しており「捕手2人制」の中でしたが、「迷いはありませんでした。仕掛けていかないと、同点に追いつくことは出来ない」。その高田選手がヒットで出塁。さらに、好調中村晃選手が追撃のタイムリー。その後内川聖一選手の犠飛で追いつき、延長サヨナラ劇を演出しました。「前の試合で何とか追いつこうとした気持ちが今日に繋がりました。とにかく選手がよくやってくれました。選手たちのおかげです」と工藤監督は満面の笑みを浮かべました。
宿敵相手に勝ち越し。3日(金)からは今季初の遠征、西武プリンスドーム3連戦に臨みます。
2015年4月3日掲載
田尻 耕太郎(ホークスオフィシャルメディア)
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