
ヒーローインタビュー

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【4月22日(水) ホークス2×-1イーグルス ヤフオクドーム】
<今日の熱男 高田知季選手=プロ初の3安打猛打賞> 意外なカタチでのサヨナラ勝利。1対1の同点で迎えた9回裏2アウト満塁、1番の中村晃選手は1度のバットを振ることなくストレートの四球を選んでサヨナラ押し出し。お立ち台では「僕らしいですかね」とはにかみスマイル。少しバツの悪そうな表情も見せましたが、スタンドからは大きな声援が飛び、「ファンの皆さんの声援が相手投手を威圧してくれたおかげでだと思います」と感謝の言葉を口にしました。
そして値千金のホームを踏んだのが高田知季選手。9回、2死走者なしから打席に立ち、ライトオーバーの二塁打を放ってその後のサヨナラ勝利を演出しました。高田選手はこの日7番二塁手で今季4度目のスタメン出場。第2打席でレフト前ヒットを放つと、第3打席ではセンター前へ運び、最後の二塁打と合わせて猛打賞をマーク。1試合マルチ安打自体がプロに入って初めてという大当たりな一日でした。
お立ち台に立った高田選手は「最後の打席は何とか塁に出ようとストレートを振り切っていきました」と笑顔。意外と冷静なプロ3年目は、「先輩(おそらく松田選手?)に『最後のシメで何かやるんだぞ』と伝え聞きましたが、何も浮かばなくて…」とベンチ裏に戻ってくると苦笑いを浮かべていました。昨季ウエスタンでは72試合に出場して打率.307をマークするも「1軍と2軍では投手の球のキレが違うし、変化球も多彩なので」と言いますが、打球の力強さを見ても確実な成長を感じさせます。工藤公康監督が若手を積極的に起用し、牧原大成選手や塚田正義選手も好結果で応えており「切磋琢磨してお互いが向上していけるようにやっていきたい」と意欲を示し、「今季はまず1軍定着が目標。持ち味をしっかり出していきたい」と新たな闘志を胸にさらに突き進んでいく決意を固めました。
2015年4月23日掲載
田尻 耕太郎(ホークスオフィシャルメディア)
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