
ヒーローインタビュー

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【6月9日(火) ホークス5‐0タイガース ヤフオクドーム】
<今日の熱男 松田宣浩選手=通算1000本安打のメモリアルを本塁打で決める> さすが魅せる男はひと味違う! 松田宣浩選手が通算1000本目のメモリアル安打を、会心の左越えホームランで決めました。
大台に王手をかけて臨んだ6月9日(火)のタイガース戦(ヤフオクドーム)。1対0とリードして迎えた3回裏、第2打席でした。1アウト一塁の場面で粘ってフルカウントからの8球目、沈むボールに食らいつきました。「詰まらずに拾って、振り抜けたカンジでした」。打球はものすごい勢いで、レフトスタンドへ飛び込んでいきました。14号2ラン。「先発のトナリ(大隣憲司投手)のためにも点を取りたかったので、それも嬉しかった」と個人的にもチームとしても抑えきれない喜びを爆発させるようにベースを1周駆け抜け、ベンチ前でナインと喜び合うと、恒例となった「熱男~!」の絶叫でスタンドを沸かせました。
プロ10年目での節目の数字。松田選手は「遅かった」という本音も口にしました。「5回も骨折してますからね。単純に2カ月ずつ休んだとして、10カ月もプレーできなかったわけですから。それがなければ、もっと早く打てたかもしれません」。だからこそ、体のケアにも気をつけ、シーズンを乗り切るための日々のトレーニングも欠かしません。「今ではやらないとキモチ悪いと思うくらい」と、徹底しています。
ちなみに、思い出の安打は――「帆足さん(和幸=当時西武)から打った1本目と、去年の『10・2』のサヨナラ打、そして今日のホームランですね」。初安打は2005年3月28日のこと。「覚えてますよ。だってプロ初安打ですからね。それに1本目がなければ、2本目もその先もないわけですから」。
この日もメモリアル弾を放った直後は「次の目標は1001本目を打つこと」と話していました。次の打席で早くもそれを達成。「1本出るともう一本という性格ですから! 次の試合からも、また1本打っていきます」と威勢よく話し、お立ち台では今季早くも7度目となる「ワン、ツー、スリー、マッーチ!!」を高らかに叫びました。
2015年6月10日掲載
田尻 耕太郎(ホークスオフィシャルメディア)
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