
ヒーローインタビュー

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【6月11日(木)ホークス5×-3タイガース ヤフオクドーム】
<今日の熱男 松田宣浩選手=延長11回、3試合連続アーチはサヨナラの一発> 興奮が収まらない。工藤公康監督は言いました。「マッチしか出来ないよ!」。その後、報道陣に囲まれても「今日ほど『熱男』になった日はないよ」と声を弾ませました。
3対3で迎えた延長11回裏2アウト一塁。松田宣浩選手がレフトスタンドへ、サヨナラ16号2ラン本塁打を叩き込みました。今季2本目となるサヨナラの一発(4月2日、バファローズ戦以来)。チーム今季4試合目の劇勝のうちの半分は松田選手がヒーローです。さすが「サヨナラ男」、これぞ千両役者という大仕事でした。
タイガース3連戦で3試合連発。まさに絶好調ですが、この日は少し様子が違いました。「前の日までは早い回にヒットも打てて気分よく打席に立てていました。だけど今日は4打席凡退。しかも3三振に1併殺打。何かモヤモヤとしていました」。チームとしても序盤に柳田悠岐選手が左腕に死球を受けて途中交代(診断結果は打撲)。さらに終盤に追いつかれるなど、苦しい試合展開でした。
「だけど、自分の前のデホさん(李大浩選手)が落ちる球に食らいついてヒットを打った。あれを見て、とにかく前に飛ばせば何かが起きると思っていました」
まさに有言実行のひと振り。これには工藤監督も「あのような場面でどんなイメージを持って打席に立っているのか、頭の中を覗いてみたい。もしかしたら彼の中には打つ前から放物線が描けているのかも…」と賛辞の言葉を並べるばかりでした。
「日本生命セ・パ交流戦」は5カードを戦い終えて、すべて勝ち越しに成功。残すは12日(金)からのカープ3連戦(ヤフオクドーム)のみです。"セ界"制覇で12球団勝率1位へ。今週末のヤフオクドームの熱気はますます高まる一方です。
2015年6月12日掲載
田尻 耕太郎(ホークスオフィシャルメディア)
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