
ヒーローインタビュー

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【6月20日(土) ホークス11-1ファイターズ ヤフオクドーム】
首位攻防第2ラウンドは10点差の圧勝。工藤公康監督が常々語る「3連戦の勝ち越し」を早々に決めて、ゲーム差も1.5差に。「ここまで来たら欲を出していかないと。3連勝だ」と熱男な指揮官も言葉を弾ませます。
初回から一気の猛攻で5得点。川島慶三選手から柳田悠岐選手の先制打、内川聖一選手の追加点まで3者連続二塁打で一気に畳みかけると、中村晃選手の適時打に続いて今宮健太選手も2点二塁打を放って試合の主導権をがっちりと掴みとりました。
3回には松田宣浩選手の18号2ラン。4回には柳田悠岐選手の14号2ランと効果的に加点。チーム全体ではこの日15安打。3番柳田選手、4番内川選手が猛打賞の活躍でした。
その大量援護点に「すごくラクに投げられました」と笑顔を見せたのは、先発の寺原隼人投手でした。「決して調子は良くなかった」と言いながらも、大事な初回を14球できっちり0点に抑えたところが、その裏の大量得点に繋がりました。しかも3番打者までは直球勝負を挑みながら、4番の中田選手に対しては一転して変化球主体に攻めて相手を幻惑。最後はスライダーで見逃し三振を奪いました。「今日はスライダーがしっかり低めに投げられていたと思います」。
これで4勝0敗と快投続き。しかもファイターズ戦は2つめの白星です。「相手がどう、ということは考えていません。今のいい状態を継続することが大事。次回は相手も変わった形で対戦してくるでしょうから、お互いにまた工夫のし合いですよ」。かつて甲子園で157キロをマークして全国区になった右腕。ホークスでプロ生活をスタートさせて、もう14年目。150キロ級の剛速球は健在も、「大人な投球」も身につけました。「今年、最後までしっかりやります」。シーズン後半に向けて、カギとなる存在になる予感です。
2015年6月21日掲載
田尻 耕太郎(ホークスオフィシャルメディア)
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