
ヒーローインタビュー

※iPhone/iPadにての動画視聴に時間を要しておりますので、あらかじめご了承ください



【6月29日(月) ホークス3-1ライオンズ 東京ドーム】
大声援がとどろいた。46,735人。ホークス主催試合では史上最多動員をとなった、「鷹の祭典2015in東京ドーム」。若鷹たちが躍動し見事な勝利をおさめ、今年もやってきた“祭り”の幕開けを飾りました。
「熱男レボリューションイエロー」一色に染まったスタンドから背中を押されるようにヒーローインタビューのお立ち台に上がったのは3選手。先発した武田翔太投手、2回の3得点に貢献した今宮健太選手と福田秀平選手でした。
武田投手はチームトップの7勝目。6回を投げて今季ワーストの5与四球と決して本調子ではありませんでしたが、苦しい場面でも決して動じずに強い球を投げ込む、22歳にして度胸も貫録も十分なピッチングを見せました。特に見せ場は4回2アウト満塁のピンチ。対するは柳田悠岐選手と史上空前の首位打者争いをする秋山選手でした。「思い切ってアウトコースに真っ直ぐを投げ込むだけでした」。148キロがぎりぎりいっぱいに。秋山選手にバットを振らせることも許さず見事な見逃し三振を奪うと、両手で大きくガッツポーズを決めました。
「鷹の祭典で黄色に染まったスタンドの景色は、見ていてとても気持ち良かったです。チームの打線や守備、そしてファンの皆さんにも助けてもらって少しずつですが、成長出来ていると感じています。これからも頑張ります」と手応えを感じさせる言葉も。ちなみにライオンズ戦はプロ入り後8戦6勝負けなし。見事なレオキラーぶりも発揮しています。
ホークスが得点を奪った2回の攻撃。先頭の李大浩選手がツーベース、続く松田宣浩選手がレフト前に弾き返してノーアウト一、三塁と大きなチャンスを作りました。1死後、今宮選手が直球を狙い打ってレフトへ先制タイムリー。その後2アウト一、三塁となってこのところ1番に座る福田秀平選手があと僅かでサク越えという、ライトフェンス上段を直撃する2点三塁打を放ちライオンズを突き放しました。
この勝利で2位のファイターズに今季最大5ゲーム差をつけ、いよいよ独走態勢を固める準備も整ってきました。それでも今宮選手は「それは関係なく、もっともっと勝ち続けていくこと」と気を引き締め直すように話しました。また、福田選手は大きな怪我から復帰して、今大きなチャンスの中で日々必死にプレーをしています。「こんなにたくさんのファンの皆さんの前でプレーできる。常に感謝の気持ちをもってグラウンドに立っています」。そして、ヒーローインタビューでの締めくくりを任されると、超満員のファンをともに「アツオー!」と声高らかに拳を突き上げました。
2015年6月30日掲載
田尻 耕太郎(ホークスオフィシャルメディア)
選手一覧へ戻る